月島四丁目住宅③

 

いよいよ月島四丁目住宅の内見です!

リフォームデザインを依頼している建築家のSさんも一緒です。

 

実はこの月島四丁目住宅、

最近価格が下がったことで内見が殺到している模様。

 

本日の内見は先約ありとのこと…。

私たちの30分前に来て見ている方がいる予定で、

おそらくその方と内見のタイミングが重なってしまうということを営業さんから聞いておりました。

 

中に入ると、案の定、先に来ている方がいらっしゃいました。

 

私と同い年くらいの地味めの女性と、

ちょっとクリエイター風のラフな服装の男性。

そして恐らく不動産屋の営業の女性と思われる若いスーツを着た女性です。

 

 

さて、物件の中はというと。

 

  ボロボロのバッキバッキ。

 

土足で入ってもおかしくないくらいです!

(実際は営業さんが持ってきて下さったスリッパで中に入りましたが)

 

人が住まなくなってからも大分経過しているらしく、かなり埃っぽい。

建築家のSさんも鼻と口を押さえるようにして、中に入って行きました。

 

Sさんはどういう反応をするんだろう…

不安に思いながら物件の中にいたのですが

3分くらい眺めたと思ったら

     「だいたいわかりました」

と物件の外に出ていってしまいました。

 

もしかして…いまいちだったのかな。

 不安な気持ちで外に出ると、

 

建築家のSさんは

     「これはいい。

          誰かに申し込みを入れられる前に、申し込みをした方がいい」

 

と予想外の反応が!

 

     「リノベするなら理想的なカタチです。

        縦長で、しかも真ん中に水まわりがあるタイプ。

       眺望も良いですしね。

       建物も当時の東急建設が作っていて頑丈だし、

       都内でこんなにゆとりのある空間をもったマンションはなかなかない。

        いいところを見つけましたね」

 

おお!

 

建築家のSさん曰く、

広さがなくても縦長の物件であれば縦に長く収納スペースがとれるので良いのだとのこと。

 

また水まわりが中央にあると、水まわりを挟んでリビングと寝室を振り分けられるので、広く感じられるらしい。

 

確かにそうかも!

 

 

建築家のSさんは続けました。

 

     「気になるのは、先に入って内見していた方々です。

        寸法を測りながらかなり詳しく見ていたので、申し込みを入れてくる可能性がある」

 

え!?

 

さすがSさん…

あの数分でそこまで見ていたとは。

 

   「同じ物件を検討している組と一緒に見るのは良くないので、

      営業さんに頼んで、30分後くらいに他に誰もいなくなったらもう一回見に来ましょう。」

 

ということで、私たちはマンションの外へ。

 

マンション周辺環境の探索に出たのでした。 

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